シナリオ:19 システム:18 キャラ:20 CG:18 サウンド:17
総合点 92点
シナリオ
S
全部で6ルート、8ENDある。共通ルートの長さも、個別も一般的か、少し短く感じるくらい。
CG
S-
立ち絵の斜めがすべて微妙だが、それをすべてカバーできるほどのCG。
構図はほとんど自分好みでした。
音楽
S
OPの良さは異常。それにつられるように他の音楽もよく聞こえるが、冷静に聞くとOP以外は一般的なレベル。
お勧め度
S
評価はこうなっているが、もう少し高めと受け取ってもらえるといい。
基本的なところはいいし、長さも少し短めで、絵もしっかりしているので受け入れやすいと思う。
総合評価
S
この作品のよいところは、細かいところまで配慮された背景とCGかな。
動く波打ち際…雨…光る水面…立ち絵のエフェクトなど…言い出したらきりがないくらい細かいところまで手を加えている。
OPの曲もそうだけど、アニメーションも割と悪くなく、何度も見直したほど。
全体的にBADといえるBADENDがなく、非常にスッキリと終われる。
泣きシーンもあるにはあるが…そこまで強くなく、うるっとくる程度。
しかし、物語自体にもう少し変化球が欲しかった。
もちろん、一般的ないい話だったのだが、CGやOPのレベルと比べると、どうしても劣っているように見える。
取り戻すためにやってきたという主人公。
そして出会うたくさんの仲間たちと織り成す新しい生活。
そんなこの物語から、自分が読み取ったのは「いろいろな愛(恋)の形」
まぁ、ほとんどのゲームで当てはまるテーマだが…。
愛を「人を思う方法のカタチ」…と言いかえたほうがいいだろうか。
存在意義とか…案外この物語の根源は結構難しいのではないだろうか?
実際にこういうテーマなのかは知らないけど、物語の登場人物や設定はよかったとおもっている。
書き方も上手く、流れるように読める。
設定の明かし方&説明のしかたも絶妙で…期待しすぎてしまった。
その期待にこたえるためにも、シナリオにもう少し感動部分が欲しかったかな。
しかしまぁ、確実に良作に含めていい作品といえた。
後書き的なもの
ヒロイン的には小夜が一番だな。
デレた瞬間は耐性がなきゃ死ねるぞ。