シナリオ:16 システム:14 キャラ:17 CG:16 サウンド:16
総合点 79点
伏線が多いシナリオ……と思いきや、そこまで複雑ではなかった。
アル・フィーネ・トルタ辺りは伏線が張られていたけど、それ以外は特に無し。
ただ、あっ!!と思えるシナリオだった。
温かみだけでなく、時に感動的に、時に残酷にシナリオは展開していきます。
…といっても。見た目に反して人殺しとかそういった展開になるわけではなく、作風は穏やか。
しかし、終盤作品の根っこにあるのは人の醜さとか、エゴとかそういったものが出てきます。
最後に、このゲームはクリスマスをナターレと言ったり、表記の多くがイタリア語です。
決してコンプリートするまでキャラの名前を調べないように(翻訳しないように)。
壮絶なネタバレになるので、ここで釘を刺しておきます。
結論
シナリオ重視のゲームがやりたいけれど、重すぎるのもNG、頭を捻るのもNGという人にお勧め。ただし、全体的におっとりムードで進行する為、インパクトが薄く「このゲームがやりたい!」という人か、「クリアするまで一気にやる!!」って人以外は向かないかも。
中途半端に中断すると、心に残っても、他のゲームのインパクトに殺されかねません。
ただ、世間一般ではありがちな恋愛モノとは違い、萌え以外の要素でキャラを引き立たせている。
その点が非常に評価できるポイントでした。
最後に…
いろいろあったがファル様三分クッキングはやべぇ